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・仕事で嬉しかったことがありますか。どうしてですか。
・日本のサービスで、いいと思ったサービスがありましたか。
この間「ホテルの一日」を紹介しましたが、まだまだおもしろいエピソードがあります。今日は“ホテルでプロポーズを手伝った話”です。
ホテルは東京の銀座にありました。銀座は高級店やレストランがたくさんある場所で、ちょっと大人なデートや記念日のために来る人も多いです。なのでうちのホテルにもカップルがよく宿泊していました。そんな中で、誕生日サプライズやプロポーズのリクエストが時どきありました。
プロポーズの前に、ゲストの方と細かい打ち合わせをします。ゲストが何時にチェックインに来るのか、飾りはあるのか、あるなら何をどこにどうやって飾るのか、それからケーキのデリバリーなどが必要かなどを聞きます。ここで詳しい計画を聞いておかないと失敗になってしまうかもしれないので大切です。あるゲストは誕生日のサプライズのために「チェックインの10分後に、ケーキを持って来てください」というリクエストをされました。チェックインしたら急いでケーキの準備をします。絶対に遅れてはいけないし、早すぎてもいけません。ケーキが崩れないように慎重に運びながら、時間ぴったりにデリバリーします。絶対に失敗できないので、本当にどきどきでした。
ある日先輩が私に「今日は、今晩部屋でプロポーズするカップルが来られます。この方がチェックインするまでに部屋の飾りつけをしてください」と言いました。飾りはLEDのロウソクと赤いバラの花びらでした。飾り付けを任されたので緊張しましたが、ゲストの指示通りにきちんとやらなければなりません。まず部屋のドアから続く通路に、ロウソクと花びらを並べて道を作りました。それからベッドの上に大きな花束を置きます。部屋からの眺めと花束ですごくロマンチックでした。私はそのときまだ独身だったので、「私のプロポーズはいつ???」と思いながらやりました😂
夜になってそのカップルが来られました。何も知らない彼女の前で、私たちも何も知らないフリをします。鍵をお渡しして、二人は部屋に向かっていきました。心の中で「成功しますように」と祈りました。次の日二人がチェックアウトに来られましたが、彼女の薬指に指輪があったのですごく安心しました。みんなで「おめでとうございます」と言って、小さなプレゼントを渡しました。とても喜んでくれたのでよかったです。このように、他人のプロポーズに関わる機会はなかなかないと思います。誰かの人生の一大イベントに携われてとても幸せな瞬間でした。
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