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どうして日本人は原爆というテーマをセンシティブに捉えていますか?
8月15日は日本で「終戦記念日」といわれています。1945年8月15日、昭和天皇がラジオを通して日本の降伏を国民に告げ、第二次世界大戦が終結しました。日本が降伏した大きな要因は2回の原爆投下です。1945年8月6日に広島県に、3日後の8月9日には長崎県に原爆が落とされました。毎年この日には「平和記念式典」が行われ、原爆が落とされた時間に黙とうを捧げます。
日本人にとって原爆というテーマはとてもセンシティブなもので、決してジョークやネタにしてはいけないものです。先日、ある海外のeスポーツ選手が日本チームに負けた際、原爆が爆発するGIFを投稿しました。彼は「チームが負けて爆発する様子を表現した」とのことでしたが、日本でこれが大炎上しました。彼は謝罪しましたが、影響は大きく、チームのスポンサーだったアメリカのHONDAにクレームが殺到。HONDAはスポンサー契約を解除しました。
2023年7月にアメリカで公開された「オッペンハイマー/ Oppenheimer」は、世界初の原爆の開発を指揮したオッペンハイマーの生涯を描いた映画です。この映画が日本で公開されたのは2024年3月。8か月遅れの公開となりました。その原因の一つは「バーベンハイマー(Barbenheimer)」です。オッペンハイマーと同じ日に公開された映画『バービー』と組み合わせて作られたこのミームでは、バービーがキノコ雲を背景に笑っている画像などが作られました。この投稿に映画『バービー』の公式アカウントが”It’s going to be a summer to remember 😘💕”と返信し、日本では大批判を浴びました。その結果、アメリカのワーナー・ブラザースは謝罪をしています。
このように、日本人にとって原爆はとても重いものです。繰り返しになりますが、絶対に冗談にしてはいけません。戦争は誰も幸せになりません。日本が最初で最後の被爆国となるべきです。
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