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あなたの国で、人手不足の問題がありますか。
最近、ニュースでこんな言葉を見るようになりました。それは“バ畜”です。みなさん、これはどんな意味だと思いますか?バ畜の「バ」は、アルバイトのバです。「畜」は、“社畜”という言葉から来ています。社畜は、「会社の言いなりになって、長時間労働や安い給料での仕事をさせられている人」のことです。嫌な仕事でも文句も言わずに働くので、会社の家畜ということから「社畜」と呼ばれます。バ畜はそのアルバイト版です。
このバ畜が大学生などの若い人の間で増えています。アルバイトに費やす時間が、大学や勉強、プライベートの時間より長いそうです。ある人は、1000円の時給で一日10時間も働かされているという記事を見ました。スタッフが足りないので、週末もシフトが入っていて、休む時間がありません。本当なら学業に使える時間をアルバイトに使ってしまうので、レポートや課題ができないそうです。
これを見ると「どうしてそんなアルバイト辞めないの?」と思いますよね。でも、「いつもスタッフがいなくて忙しそうで、辞められない」という人や、そもそも自分がバ畜になっているのに気づいていない人もいるそうです。
このバ畜の原因は深刻な「人手不足」です。日本には「安くて、質のいいサービス」がたくさんあります。企業はそんなサービスを維持するために、人件費を下げようとします。アルバイトは給料が安いです。アルバイトに正社員のように働いてもらえば、会社は助かります。
私も大学生の時、学校へいきながらアルバイト2つ掛け持ちしていたことがあります。学校の後、夜にシフトに入ったり、週末も働いたりしていました。留学のためにお金が必要だったので、仕方がありませんでした。ですがその結果、休みがなくなってしまい、体調も崩してしまいました。
人手不足の問題は本当に深刻で、これからもどんどん増えると思います。「安くて、質のいいサービス」はもう当たり前じゃありません。
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