*このブログは日本人が普段使う自然な日本語で書かれています。(This article is written in natural Japanese that Japanese people usually use.)
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あなたの国で、特別な祝日がありますか。
2月23日は「天皇誕生日」という国民の休日です。日本には皇居があり、天皇がいます。天皇は「平和な日本の象徴」として、国を代表して様々な仕事をしています。海外へ行って平和のための話をしたり、地震などで被災した人のお話を聞いたりします。今まで天皇誕生日は12月23日でしたが、2019年に変わりました。前の天皇はその時85歳で、これまでと同じく仕事を続けるのは難しくなってしまったからです。そのため息子が新しい天皇になりました。
日本には“元号”があります。これは日本だけの年の数え方で、天皇が変わるとこの元号も変えられます。2019年に天皇が変わったとき、それまでの「平成」から「令和」という新しい元号になりました。今は2023年なので、令和5年といいます。この新しい元号を考えるのは簡単じゃありません。学者や専門家が集まって決めるのですが、いろいろな決まりがあります。漢字2文字で、読みやすく、書きやすい、元号にふさわしい意味があるもの・・・などです。新しい元号は発表されるまでずっと秘密でした。みんなどんな漢字が使われるかなど予想したりしました。
その新しい元号が発表されたとき、私はとても不思議な気持ちになりました。私は平成に生まれてずっと平成を使ってたので、少し寂しかったです。でも新しい時代が始まるような、ちょっとわくわくした雰囲気もありました。そして「令和」という元号を聞いたとき、「とても美しい言葉だな」と思いました。令和は、日本の一番古い歌集「万葉集」からとられた言葉だそうです。“人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ”という意味が込められています。
日本で生活しているとこの元号をよく見ると思います。申込書や書類などで自分の誕生日を書く時もこの元号がよく使われます。みなさんも自分が生まれた年の元号を調べてみてください。
天皇誕生日は時代とともに変わる祝日です。日本らしい祝日ですね。
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